「最高の素材を再生する」
明治時代に奥多摩の神社のケヤキの大径木が切られ、木場の銘木店から奈良の吉野の銘木店に渡ったという裏書のある銘木のケヤキです。
30数年前、ご自宅を建てられた際、数百万円!で購入され床の間の床板となっていた、1m×2mの一枚板のケヤキ。この度、ご自宅を新築されるのにあたり、思い出の詰まったこの板を再生して、再び床の間に飾りたいというご希望でした。専門業者でも作業をしてくれる人が見つからず、木久楽に声がかかりました。機械加工ではできないことも高い手加工の技術で仕上げることができます。丁寧に鉋をかけ、オイルで仕上げると、見事な玉杢が現われ、当初の輝きが蘇りました。
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